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子どもの気掛かりな発達・行動

ポイントは「叱らない育児」

不安があれば小児科医に相談を


お子さんの発達状況に不安を持つ親御さんは少なくありません。初めての育児で心配しすぎたり、逆に「子どもはこんなもの」と問題を見過ごしたりするケースもあります。一番重要なのは、親が「扱いにくい、育てにくい」という困り事があるかどうか。子どもの個性はいろいろありますが、親の指示が全く分からないことを、わがままとして容認するのは違いますし、気付いてあげてほしいです。

「発達障害」とは、周囲との関わりがうまくできずに社会生活に支障が生じる障害です。乳幼児期に保育園や支援センターなどで、他の子と交わる様子を見ておくことが重要になります。関わり方を教えていく意味でも、親自身がもっと遊び上手になって一緒にお子さんと遊んでほしいですね。その中で心配があるときや定期健診などで指摘を受けた場合は、まずは小児科の主治医に相談してください。かかりつけならば発達のことも相談しやすいですし、必要なら専門医を紹介してもらえます。就学前に気付き、どういう対応をしていけばいいのか理解するのが大切です。

お子さんがもし発達障害だったとしても、特性に応じたコミュニケーションを取っていけば、気掛かりな症状も徐々に矯正されていきます。また、子ども自身も学習していくので、高校生くらいになるとほとんどの子がそうとは分からなくなります。ただ、発達障害のある子はそこまでの間に、いろいろな場面で叱られることが多くなる。そうすると「どうせ自分なんて」という気持ちが芽生えて、自信をなくしてしまう。逆に叱らないで良いところを褒める育て方をしていけば、子どもの心は安定して成長していきます。

発達障害か、そうでないかに関わらず、とにかく子育てのポイントは「叱らない育児」です。暴言を吐かれただけで脳は萎縮するということは、医学的にも証明されています。叱らず、褒め上手な親になっていただけたらと思います。


 





よいこの小児科さとう

院長 佐藤勇 さん

★PROFILE★

新潟市出身。医学博士、日本小児科学会専門医。秋田大学医学部卒。1997年よいこの小児科さとう開院、2000年病児保育室よいこのもり開設。新潟県小児科医会理事をはじめ、子育て関連団体の委員も多数務めている。