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12/2/  村上市でNIC健康セミナー  地域医療の現状と展望




 医療や介護の専門家を講師に招いた「みんなの医療・介護 NIC健康セミナー」(新潟日報販売店グループ主催)が12月2日、村上市の村上市民ふれあいセンターで開かれました。約50人が参加し、医師不足に悩む新潟県の現状や人口減少地域の医療の今後について理解を深めました。

 この日は、村上総合病院の林達彦病院長と、同病院整形外科部長の白野誠医師、村上市介護高齢課の佐藤徹保健師が登壇しました。

 林病院長は、都道府県別の医師偏在指標を示し、新潟県が2020年に全国最下位となった医師少数県で、地域格差は拡大の一途をたどっているなどと説明しました。

 林病院長は、県や村上市と連携した医師確保に向けた取り組みのほか、1959年以来無医村の粟島浦村で、2000年から行っているテレビ電話診療などの取り組みを紹介。「デジタル技術を活用して地域医療との連携を強化するなど、誰一人取り残さない医療体制の構築を目指す」と述べました。

 股関節が専門の整形外科医、白野医師は股関節の痛みの原因と治療法について講演。骨のイラストやレントゲン画像を用い、骨折や脱臼、ねんざなどの外傷や、時間をかけて徐々に悪化する変性疾患について説明しました。

 また、技術の進歩により、手術前に撮ったCT画像をコンピューターでシュミレーションすることで、合併症の少ない手術が可能になったと解説。「都会に行かなくても、村上でも最先端の手術をやっている。股関節の痛みがあったらぜひ相談してほしい」と呼びかけました。

 村上市介護高齢課の佐藤保健師は、村上市が要支援1や2の高齢者らを対象に実施する介護予防教室「元気応援むらかみ教室」について紹介しました。教室はいつまでも地域で活動的に暮らし続けることを目指し、理学療法士や歯科衛生士、管理栄養士ら専門スタッフの指導の下、週1回のトレーニングを3カ月間行います。

 佐藤保健師は、教室に参加した90代男性の映像などを示しました。3カ月のトレーニングを終え、座椅子から手をつかずに立ったり、浴槽をスムーズにまたいだりできるようになったとして「いくつになっても元気になれる。ぜひ健康づくりに取り組んでほしい」とアピールしました。

 本年度のNIC健康セミナーは今回で最後となります。来年度の詳細は後日、新潟日報朝刊でお知らせします。






















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