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10月24日聖籠町でNIC健康セミナーを開催

11 分前
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 10月24日(土)、聖籠町の聖籠町民会館で、地域の医療や介護について知識を深める「NIC健康セミナー」(NIC新潟日報販売店グループ主催)が開かれました。会場には約80人が訪れ、医療関係者のアドバイスを熱心に聞いていました。



 第1部は、聖籠町内にある新潟手の外科研究所病院の整形専門外科医・坪川直人理事長が「手外科ってなあに」と題して講演しました。


 坪川理事長は、15年前の2012年に開院した手の外科研究所病院について「40年以上前から臨床研究を始めて、開設先が決まってこの町に来ました」と語りました。現在、手外科専門医6人、研修・短期研修医6人の計12人、病床50床で、「手術件数は2024年に年間約4000件で、全国1位です」と述べました。

 医療部門の診療科は内科、外科など全部で19科あって、「手外科はその下、サブスペシャリティー29科の一つです」と説明。「脳や心臓、肺や胃腸などとは違いますが、目、鼻、口と同様、日常生活には欠かせない器官と一緒です」と話しました。

 手が不自由でも、医師になった野口英世博士を例に出し、「手術で回復すれば、支障なく生活ができる」「手は手話で意思疎通ができるし、ものづくりや楽器の演奏など経済、芸術活動も可能だ」としました。また、野球では投手の変化球を例に「直球、スライダー、フォークボールなど、握りによって十数種類を投げ分けられる」と、手の機能が繊細な動きで、さまざまなものを生み出すことを列挙しました。

 イラストや写真、レントゲン写真などを使って手術の必要なけがや疾病を紹介しながら「変形性の関節症は女性に多い」「外傷は、疾病は圧倒的に男性が多い」ことを指摘。「女性の関節症はホルモンバランスの乱れや更年期の影響もある」と指摘。「とにかく手は大切にしてください」と訴えました。

 講演後は「指が曲がって延びないですが、大丈夫ですか?」など、多くの質問が出ました。坪川理事長は「(痛みなど)症状が出なければ、困った時に手術しましょう」などとアドバイスしていました。

    


 第2部は、新発田市の平塚ファミリークリニック・平塚雅英院長が「通院できなくなったらどうしますか? 知っておきたい『往診』と『訪問診療』のはなし」と題して講演しました。

 平塚院長は「診療は、病院や診療所に行く通院、病院に泊まる入院、医師が自宅に来る在宅診療がある」と三つの医療を示しました。その上で、具合の悪い時、不定期に行く「往診」と、月1、2回定期的に行う「訪問診療」の違いを語り、在宅医療の中心は訪問診療であることを述べました。

 訪問診療では、診察のほか薬の処方、採血や注射、緩和ケアや看取りまで、幅広い対応をしていることも示しました。

 平塚院長のクリニックが新発田地域で5カ所ある在宅療養支援診療所で、診療時間外でも連絡があれば往診し、病院、訪問看護師、ケアマネジャーらと連携して対応していると説明。多職種連携で患者の情報を共有して、患者本人や家族も安心して任せられるとして「深夜に呼ばれることも年間で10回ほどとそれほど多くない」と語りました。

 また、看取りについては「医師が往診して死亡を確認し、死亡診断書を書く」という在宅医療に対し、かかりつけ医がいないと、死亡の確認後に警察が事件性の有無も確認して遺体が警察署に搬送されることを説明。平塚院長は「私は警察医でもあるので死体検案書も書く」とした上で「最期まで自宅で暮らしたいなど、亡くなった時のことも考えられるうちにかかりつけ医を」と呼び掛けました。


講演前に、趣味のリコーダーを説明、演奏を披露しました
講演前に、趣味のリコーダーを説明、演奏を披露しました

 


 第3部では「新発田北蒲原医師会からの健康情報」として、しばた地域医療介護連携センター副センター長で看護師の平野真弓さんが「在宅医療について、多くの人に知ってほしい」として、同センターで実施している「在宅医療と人生会議のはなし」と題する出前講座を説明しました。

 在宅医療については「平塚先生が話された通り、かかりつけ医と、訪問看護師、ヘルパーやケアマネジャー、薬剤師らと、自宅で患者さんと家族を支えていく」と説明。「不安に思うかもしれないが、一緒に考えていきたい」と呼び掛けました。

 出前講座では「人生会議」についても触れます。 「人生会議」は、自分の医療やケアを「こうしてほしい」という願いを大切な人と話し合い、共有しようという取り組みです。

 平野さんは「大切にしていることは何か、信頼できる人は誰か、医師らとの話し合い、大切な人との共有。これを繰り返して、最後の医療やケアを納得のいくものにしてほしい」と語りました。

 講座では「人生100年これからゲーム」というカードゲームも行います。平野さんは参加者にカードを見せながら「カードの言葉から、自分の最期で何が大切なのか、あらためて考える機会を持ってほしい」と話しました。

 出前講座は聖籠町内のほか、新発田市、胎内市でも行っており、町内会や学校、会社の研修などで活用してほしいとしています。



 講演終了後は、アイン薬局の薬剤師が「血管年齢測定」「心電図測定」などを行い、参加者が自身の健康状態を確認していました。





 今回のNIC健康セミナーで、2026年の5回の開催が終了しました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。これからもご自身の、ご家族の健康に関心をお持ちいただければと思っております。


















 
 
 

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