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県内の医師らが、リレー形式で医療・健康にまつわる関心事や新潟への思いなどを自由につづります。医師らの横顔もうかがえる、このサイトでしか読めないオリジナルコンテンツです。




女性医学と私
(2026/4/8) 私は今年3月までの22年間、新潟市民病院産婦人科に勤務し、主に周産期医療(妊娠・出産に関わる医療)に携わりました。同院の総合周産期母子医療センターでは、母体と胎児の救命のために、医師・助産師・看護師など多職種が連携し、24時間体制でチーム医療を行っています。4月1日からは医療法人恒仁会・新潟南病院に勤務しています。 医療法人恒仁会新潟南病院 女性診療科・婦人科部長 倉林 工 妊娠に伴う変化を注視 妊娠中に高血圧や蛋白(たんぱく)尿を発症する妊娠高血圧症候群(HDP)は、重症化すると母児の生命に関わることがあります。適切な時期に帝王切開などで妊娠が終わると、多くの場合症状は改善します。しかし、HDPだった女性は、将来的に高血圧症のリスクが約3倍、脂質異常症が約1.5倍に上昇すると言われています。また、妊娠糖尿病だった女性は、将


女性医学と私
(2026/4/8) 私は今年3月までの22年間、新潟市民病院産婦人科に勤務し、主に周産期医療(妊娠・出産に関わる医療)に携わりました。同院の総合周産期母子医療センターでは、母体と胎児の救命のために、医師・助産師・看護師など多職種が連携し、24時間体制でチーム医療を行っています。4月1日からは医療法人恒仁会・新潟南病院に勤務しています。 医療法人恒仁会新潟南病院 女性診療科・婦人科部長 倉林 工 妊娠に伴う変化を注視 妊娠中に高血圧や蛋白(たんぱく)尿を発症する妊娠高血圧症候群(HDP)は、重症化すると母児の生命に関わることがあります。適切な時期に帝王切開などで妊娠が終わると、多くの場合症状は改善します。しかし、HDPだった女性は、将来的に高血圧症のリスクが約3倍、脂質異常症が約1.5倍に上昇すると言われています。また、妊娠糖尿病だった女性は、将


新しい疾患との出合い -IgG4関連疾患
(2026/3/5) 皆さん、IgG4(アイジージーフォー)関連疾患という言葉は聞いたことがありますか? なじみのない病名ですよね。実はこの疾患は21世紀になって日本から発信された新しい病気なのです。以前、自己免疫性膵(すい)炎、後腹膜線維症、ミクリッツ病、などさまざまな名前で呼ばれていたものが、実は同じ病気のいろいろな部分をみていた、ということが分かり、それらをまとめて「IgG4関連疾患」という名前が付けられました。私は長岡赤十字病院(長岡日赤)にいたことで、この新しい疾患の誕生に立ち会うことができ、そして現在、日本、世界の研究者と一緒に臨床、研究をさせてもらっています。新潟県の一般病院にいながらにしてそんな素晴らしい出会いがあることにあらためてびっくりです。 長岡赤十字病院


私の二刀流
(2026/2/5) 私の勤務する新潟リハビリテーション病院は、2001年に開院しました。 「地域で人を支え、人生を支える医療を届けたい」―。その理念のもと、質の高いリハビリテーション医療を基盤に、近年は人工関節やスポーツ整形の分野にも積極的に取り組んでいます。 新潟リハビリテーション病院 山本 智章院長 病院を離れた医療 その象徴が、メディカルフィットネス「ロコパーク」です。 https://aiko.or.jp/locopark/ 現在、600名を超える地域の皆さんが日常的に運動に取り組み、笑顔と活気があふれる場所となっています。楽しそうに集う声を聞くたびに、医療は病院の中だけで完結するものではないと、改めて実感しています。 この臨床現場から、私の「二刀流」の挑戦は始まりました。 「野球医学」とともに 成長期の野球ひじを重症化させない―。その思いから、2


スポーツ医学と私
(2026/1/6) スポーツとけがの少年時代 小学生では陸上、水泳と少年野球、中学ではバレーボールとサッカー、高校からはサッカーとスポーツに明け暮れ、ねんざや骨折など、けがが絶えなかった私は外科医の父親の影響を受けて新潟大学医学部 に行きました。そこでも サッカーに 没頭しながら 3度の骨折を経験し、卒業後は必然的 ? に整形外科の道に進みました。 新潟医療福祉大学 健康科学部健康スポーツ学科 大森 豪教授 スポーツ医学との出合い 新潟大学 病院 整形外科では「膝関節・スポーツ医学研究班」に属したものの、人工関節の研究で米国に留学。帰国後も大学で変形性膝関節症の臨床と研究の毎日でした。そんな中、新潟県サッカー協会医科学委員会 のメンバー に加えていただき、国体の帯同や国際試合の会場医事など、スポーツの現場に関わるようになりました。さらに、日本臨床スポーツ医学会に参加しスポーツ医学は整形外科だけではない広い学問領域であること、スポーツ選手の外傷・障害も多岐にわたり、治療と同時に予防が極め


私と総合診療科
(2025/12/11) 私は新潟大学医学部を卒業し、内科となりました。専門は呼吸器内科で、20年経過した後、総合診療医として第二のキャリアをスタートしました。その後は呼吸器専門医と総合診療医の二足のわらじを続けて、昨年の春に大学病院の総合診療科を定年退職しました。現在は大学病院総合診療科の非常勤医師のほか、新潟県内複数の医療機関で、総合内科や呼吸器内科の外来を担当しています。 「総合診療科/医」は、だいぶ知られた存在になりつつありますが、内科、外科や小児科、精神科などの診療科と違って、よく分からないと思う方も多いと思います。日本では、約50年前に、従来のどの診療科とも直接の関係を 持 たず、いわゆる専門医療の谷間にあるため、十分な医療を受けることができない患者さんに対する医療として設立され、その後高度先進医療と併存しつつ「患者中心の医療」をその中核として発展してきたものです。新潟県では、21世紀に入ってから各種医療機関に総合診療科、ないしはそれに準ずる診療科が徐々に設けられました。 総合診療は、患者さんにとってその医療サービスを受けやすい


スポーツボウリング
(2025/11/7) 新潟県立津川病院の院長をしております原勝人です。私の趣味のボウリングの話を始めると本が一冊書けるほどと言いながら、いつも地域医療の話をしているので、今回はボウリングのお話をしたいと思います。毎年、ボウリングに熱中している医師が集結する全日本医師ボウリング大会が、10月の3連休に今年は三重県で開催されました。コロナ禍での3年間の中断はありましたが、令和5年より再開され、今回の全参加者は85人、新潟県からも私を含めた5人の選手団で参加してきました。結果は4人戦で新潟Aが準優勝、ダブルス戦で滝沢先生と塚田先生のチームが準優勝、9ゲーム年齢ハンデ込みの種目総合で私が6位入賞と、まずまずの結果でした。 県立津川病院 原 勝人院長 なぜ熱中するのか なぜボウリングに熱中するのかという話ですが、ボウリングは習熟すればするほど世界が広がる、非常に奥行きの深い


山登りノススメ
(2025/10/7) コロナ禍で外出もままならない時期、山ならば人に迷惑も掛からないだろうと、しばらく遠のいていた山登りを復活させました。そのままどっぷりとはまってしまい、今では体重も減って、とても健康になりました。厳しい山登りではなくとも、自然に親しんで歩くことはとて...


機能的脳神経外科って何?
(2025/9/5) 一般の方々にとって「機能的脳神経外科」は聞き慣れない言葉だと思います。簡単に言えば、「患者さんが困っている症状を脳や脊髄(せきずい)に外科的な治療を加えることによって軽減する」脳神経外科の一つの分野です。脳神経外科の主流は脳卒中や脳腫瘍な命に関わる病...


脳の手術について
(2025.8.6掲載) 私は新潟大学医歯学総合病院で脳神経外科を担当しております。「職業は脳神経外科医です」と言えば,みなさんからは無機質で取っ付きにくい人と思われるかもしれませんが,実際の私は,学生時代所属したラグビー部の学生と今も時々汗を流し、チー...


病理医と病理診断
(2025/7/17) 私は新潟大学で学生教育に携わりながら、病理医として診療に従事しています。病理医が主人公の漫画・ドラマの影響で少しずつ知名度が 上 がっていますが、それでもなお「料理医?」(そんな職種はありません)と聞き間違われることがあるほど、まだ一般的にはなじみ...


放射線診断医の仕事と死後画像診断
(2025/6/6) 私は 1988 (昭和63)年に新潟大学医学部を卒業して、それからの40年弱、放射線科医として働いてきました。皆さんには放射線科の医師はあまりなじみがないかもしれません。「放射線技師とは違うのですか?」と言われることもしばしばです。ここでは、まず放射...


ご遺体に関わる仕事
(2025/5/2) 私は,現在,新潟大学法医学教室・死因究明教育センターに勤務し、犯罪が疑われたり、身元が 分からなかったりする ご遺体の解剖やCT検案等、法医実務に従事しています。大学に勤務していますので、学生教育や研究にも携わっていますが、どうしても実務の割合が...
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