7/11湯沢町でNIC健康セミナー開催
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7月11日(土)、湯沢町の湯沢カルチャーセンターで、地域の医療や介護についての講演会「NIC健康セミナー」(NIC新潟日報販売店グループ主催)が開かれました。会場には約60人が訪れ、満員となりました。

第一部は、湯沢町保健医療センター管理者の井上陽介先生が「湯沢町の医療・介護について」と題して講演。同センター開設から今年で24年目。診療所があった場所にセンターができてからこれまでを振り返り、当時の湯沢町の様子を交えながらユーモアたっぷりに語りました。

湯沢町の要介護認定率が、全国平均と比べても圧倒的に低いことに触れ、その理由を「皆さんお元気で、よく体を動かしている。春になったら山へ『出動』して山菜取りをし、畑の草取りで忙しくしている。近所の人とお茶のみをして話をしているのも良い」と指摘。一方で、町の今後について「人口が減っていき、医療機関も減る可能性がある。これまでのように、総合診療医を中心とした効率の良い医療を進めていくこと。医療者の世代交代も進めたい。今も、長い期間働いてくれる若い医師が増えている」と話しました。最後に「いつまでも自分らしくこの町で過ごしていくこと、私たちもそれをサポートしたい」と締めくくりました。
第二部は、南魚沼市民病院の緩和ケア内科部長、丹波嘉一郎先生が「人生会議(ACP)の選び方・始め方」と題して講演しました。「ACP」とは「人生会議(アドバンス・ケア・プランニング)」のことで、治療や療養について、患者本人と家族、医療者があらかじめ話し合うプロセスを意味します。

「16年前にアメリカで『緩和ケアが関わると、がん患者が長く生きる』という論文が発表された。これは緩和ケアのおかげというよりも、『この先どうしたいか』という話し合いをした結果、抗がん剤を早めにやめるなどの措置ができたから。つまり、患者がこれからのことをより考えたから」と指摘し、「どうやって生きていくか、何をしてほしいか、何をしてほしくないか、それらを考えることがACPにつながる」と語りました。
「がんなどが進行すると、体が動かなくなるにつれて、頭の働きも落ちてくることがある。ギリギリの時期では間に合わないことも」と指摘し、状態が安定しているうちに、先のことについて話し合うことの必要性を伝えました。重くなりがちなテーマながら、先生オリジナルの語呂合わせなどを交えた楽しいひとときとなり、参加者は頷きながら聞き入っていました。
第3部は「湯沢町からの健康情報」として、湯沢町健康福祉部健康増進課の保健師、橋爪ひなたさんが登壇。健康寿命を延ばすための大事なポイントについて解説しました。

①生活習慣の改善、②健康診断の受診、③介護予防・フレイル予防・認知症予防が重要で、町が行っている施策について説明し、「3つとも運動、食事、社会交流が大事。体操や運動に興味があるが、何をしていいかわからないという方は、町の健康増進課や地域包括支援センターへ気軽に相談してほしい」と話しました。
次回のNIC健康セミナーは8月29日(土)、糸魚川市の市民会館(糸魚川市一の宮1)で行います。7月下旬に、対象地域への折込チラシなどでご案内します。ご参加をお待ちしています。


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