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6/14  南魚沼市でNIC健康セミナー 糖尿病から腎臓を守る

  • ke-yamamoto
  • 6月15日
  • 読了時間: 2分

更新日:6月17日


 医療や介護の専門家らが地域医療や気になる病気について解説する「みんなの医療・介護 NIC健康セミナー」(NIC新潟日報販売店グループ主催)が6月14日、南魚沼市の市ふれ愛支援センターで開かれました。

 この日は、魚沼基幹病院の生越(おごせ)章院長、南魚沼市民病院の笠井昭男腎臓内科部長、南魚沼市大和地域包括支援センターの社会福祉士、荒井美都さんが登壇。約80人が来場し、講演に耳を傾けました。

 生越院長は、一人暮らしの高齢者や老老介護世帯の増加に伴い、救急搬送が増加していることを挙げ、「医療再編前は長岡など圏域外への搬送が10%以上あったが、現在は3%台にとどまっている」と説明。「休日・夜間救急に対応するため、基幹病院では救急科や内科、外科などの医師が宿直している」とし、地域の中核病院としての役割を強調しました。

 その一方、公設民営で県立病院とは別会計のため「累積赤字がこれ以上増えると、病院経営が立ち行かなくなる」とも指摘。「治療も重要だが予防も大切」と語り、「(けがをしないよう)一人で山菜採りや雪下ろしはしない」「かかりつけ医をもってほしい」とアドバイスしました。

 また、笠井部長は「糖尿病から腎臓を守る!」と題し講演しました。「血管に糖が付着し圧力が高まると、血液のろ過を行う腎臓の糸球体(しきゅうたい)が過剰ろ過の状態となり、機能が低下する」とメカニズムを解説。「慢性腎臓病は心血管病のリスクを高め、悪循環を招く」と述べ、注意を促しました。

 その上で、野菜や魚、豆類などの「DASH食」による血圧、悪玉コレステロールの低下、減塩や体重管理、週合計150分の有酸素運動といった予防策を紹介しました。

 荒井さんは、「介護予防のためには栄養・口腔(こうくう)、運動、社会参加が大切」と力を込め、茶話会やレクリエーションを行う「ふれあい・いきいきサロン」、水中運動教室、口腔健康教室などへの参加を呼び掛けました。

 セミナー終了後には、薬剤師による健康相談会も行われました。参加者は「血管年齢測定」と「物忘れ度チェック」を通し、自身の健康状態を確認していました。

 次回のNIC健康セミナーは7月26日、胎内市の市産業文化会館で開催予定です。お近くにお住まいの方はぜひご参加ください。

 




 




















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