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10/29 阿賀野市でNIC健康セミナー 地域医療の必要性、膝の痛みの治療法を学ぶ


 医療や介護の知識について広く学ぶ「みんなの医療・介護 NIC健康セミナー」(新潟日報販売店グループ主催)が10月29日、阿賀野市の水原公民館で開かれました。あがの市民病院の藤森勝也院長、同病院骨関節疾患センター長、藤井俊英医師、市地域包括支援センターの山崎美香子センター長が講師となり、地域医療の現状や変形性膝関節症の治療方法などを紹介しました。


 セミナーには市民約70人が参加しました。藤森院長は超高齢化、少子化が進む中、医師や看護師が不足している本県の現状を説明。「在宅医療や介護施設などを含め、地域に密着した医療を充実させる必要がある。半面、医療資源が少ないところでは、自分の健康は自分で守ることも大切だ」と訴えました。


 また、藤井センター長は、膝の軟骨がすり減ることで骨同士がぶつかり、痛みを感じる変形性膝関節症について「高齢者や女性に多いほか、肥満やO脚なども原因となる」と紹介。「まずは運動や装具、薬といった保存療法を最低3カ月は行うが、効果がなければ、手術を選ぶこともできる」と述べました。

 一方、山崎センター長は市内の元気な高齢者からの聞き取り調査を基に2019年度にまとめた「阿賀野市ピンコロのすすめ10か条」を紹介しました。「3食食べる、何でも食べる」「よく体を動かす」などの項目を挙げ、「健康長寿の秘けつとして役立ててほしい」と呼び掛けました。

 次回のNIC健康セミナーは11月19日、魚沼市の市中央公民館で開催する予定です。








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