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6/6 佐渡市でNIC健康セミナー 地域医療の最新の話題を学ぶ

  • 19 時間前
  • 読了時間: 3分

 地域で医療に取り組む専門家を講師に招き、最新の医療や福祉について学ぶ「NIC健康セミナー」(新潟日報販売店グループ主催)が6月6日、佐渡市千種の金井コミュニティセンターで開かれました。約60人が参加し、地域医療の最新の話題や、介護予防のために心がけることなど、身近な話題について理解を深めました。


 第1部では、佐渡総合病院の佐藤賢治病院長を座長に、薬剤師、ケアマネージャーなど4名の専門職が「つながる佐渡の医療と福祉、現場の今は?」と題してパネルトークを行いました。佐藤病院長が、国内、島内の医療と福祉の課題を説明した後、登壇者がそれぞれの立場から、普段の仕事内容や具体的な事例を発表しました。

佐藤病院長は「出生率が低下し、働き手の数が減り、医療や介護福祉のコストが非常に高くなっている。これまでは医療、介護、障害福祉の各制度がすべて縦割りで、連携できていなかったが、医療の縮小が避けられない中、絶対に残さなければいけない機能は何かを考え、連携でそこを守っていく」として、佐渡で進められている医療と福祉の各専門分野の連携について説明しました。


佐渡総合病院の佐藤賢治病院長が、イントロダクションを行った
佐渡総合病院の佐藤賢治病院長が、イントロダクションを行った

 続いて佐渡総合病院の薬剤師・池田考介さんが、薬剤師の仕事について紹介。入院患者が、退院後も適切な薬物療法を続けるために「薬剤師間、またはケアマネージャーや訪問看護師ら専門職との連携が重要な鍵になる」と説明しました。


右から佐渡総合病院の薬剤師・池田考介さん、新穂愛宕の園のケアマネージャー・久文麻菜美さん、両津病院の看護部長・鈴木幸子さん、佐渡市社会福祉協議会の社会福祉士・髙野康栄さん
右から佐渡総合病院の薬剤師・池田考介さん、新穂愛宕の園のケアマネージャー・久文麻菜美さん、両津病院の看護部長・鈴木幸子さん、佐渡市社会福祉協議会の社会福祉士・髙野康栄さん

 

次に、特別養護老人ホーム「新穂愛宕の里」のケアマネージャー、久文麻菜美さんが登壇し「同業種や他業種との交流が、地域全体の医療・福祉を支えることにつながる」と説明。地域住民の互いの見守りが、ケアマネの仕事に非常に役立っていると事例を交えて話しました。


続いて両津病院看護部長の鈴木幸子さんが説明。島内の看護師同士で研修会や交流会などを行い、顔の見える関係を築いていることや、もっと深くつながり、学び合える関係性を作ることで、佐渡の医療と福祉を支えたいと抱負を語りました。


最後は佐渡市社会福祉協議会の社会福祉士・髙野康栄さんが登場。医療機関や高齢者施設、児童福祉施設などで働く相談員(ソーシャルワーカー)の仕事について説明しました。「包括的な支援体制を強化し、住み慣れた地域で安心して暮らし続けていけるよう、各機関が連携して支援を行っていきたい」と説明しました。



第2部は小木診療所の野沢有二院長が「佐渡で守る『折れない』暮らし~知れば防げる骨粗しょう症~」と題して講演。がん全体の5年生存率が約66%であるのに対し、大腿骨近位部骨折の5年生存率が約49%と高い値であることを紹介し、「骨粗しょう症は知れば防げる、岩ガキやいごねり、あらめ、もずくなど、佐渡で取れる食材に骨を強くする栄養素が含まれている」と説明。「若いころの身長と比べて2センチ以上縮んでいたら、骨粗しょう症の可能性があるサイン。家族にも伝えてほしい」と話しました。


第3部は佐渡市健康医療対策課の主任栄養士・小野沙織さんが登壇し、塩分の取りすぎや朝食欠食の多さなど、市民の食生活の課題について説明。佐渡市の進める健康増進策「健幸さど21計画」を紹介しました。

 熱心に聞き入っていた参加者からは「今、佐渡で行われている取り組み等、大変興味深くお話を聞く事ができ、とても参考になった。パネラーの方が普段のユニフォーム姿で発表され、とても親しみやすく内容もスムーズに入りました」(60代女性)などの感想が寄せられました。NIC健康セミナーは次回、7月11日に湯沢町の湯沢カルチャーセンターで開催予定です。


 
 
 

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