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あまり知られていない話
耳鼻咽喉科というと中耳炎、アレルギー性鼻炎、めまい、慢性副鼻腔炎、扁桃炎といったところが代表的な疾患と思われます。これらが多いのは事実ですが、われわれが担当する頭頸部領域(外耳、中耳、鼻腔、口腔、咽頭、喉頭、頸部、甲状腺などの総称)の悪性腫瘍(がん)の存在はあまり知られてい...


月経痛のはなし
女性には、男性にはない、悩ましい3つの時期があります。 (関係ないと思わず、男性はこれを理解して下さい) ① 月経前・月経期 ② 妊娠・分娩(授乳)期 ③ 更年期 子をもうけようとすれば、②はどうしても避けられません、夫(あるいはパートナー)の、家族の、社会のサポー...


開業医の役割とは
開業して17年になります。地域の中での開業医の役割について思っていることを話したいと思います。私は、元々外科の医者ですが、普段の一般診療の内容はほとんど内科です。元々草間医院は明治23年に祖父の父が外科医として開業しました(当時は草間病院)。代々医業をなりわいとしていました...


「たかが頭痛、されど頭痛」
長岡赤十字病院に奉職して、30年近くになります。併設されている長岡赤十字病院専門学校で、看護学生たちに神経内科の病気についての講義もしています。ある日、講義が終わった後、ひとりの女子学生が、「先生、私、看護実習の前に、必ずとっても頭が痛くなるんです」とやってきました。話を聞...


健康長寿に関わる「腸内細菌叢」
あなたが昨日部下を𠮟りつけたのは、本当にあなたがやってしまったことだったの? あなたが今日嫌だなあと思ったのは、本当にあなたが思ったことなのでしょうか? 実はあなたも気づいていない、あなたの中のもう一人のあなた、腸内細菌叢にあやつられているだけなのかもしれません。 ...


胃がんとピロリ菌と少子高齢化社会
小生が初めてその映画を見たのは、確か大学生のことだったと記憶しています。『生きる』は、1952年に公開された映画で、監督は黒澤明、主演は志村喬。無為に日々を過ごしていた市役所の課長が、胃がんで余命幾ばくもないことを知り、己の「生きる」意味を求め、市民公園の整備に注ぐ姿が描か...


健(検)診のすすめ
もう、かれこれ半世紀近くも前になりますが、私が医者になりたての頃、がんの有効な治療法は早期発見による手術しかありませんでした。 内科では「インフォームド・コンセント」もないまま、手術の困難な患者さんに副作用の強い抗がん剤を投与していました。患者さんもわれわれも必死でしたが...


みんなで考えよう!新潟の医療
魚沼基幹病院長 鈴木 榮一先生による新潟の医療に関するコラム | にいがた健康寿命 | 新潟日報
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